青色申告は面倒だという認識を持っている人も少なくありません。
確かに、白色申告と比較するとやや手間取る部分があるというのは事実です。
しかし、白色申告でも帳簿記帳の義務が発生しているので、意外と想像していたより大変じゃなかったという意見もあります。
青色申告のメリットは5つほどあります。
最大65万円の特別控除を受けられること、赤字を最大3年間繰り越せること、貸倒引当金を設定できること、年間300万円の少額備品を全額損金算入できること、専従者給与を経費に算入できることの3つです。
特別控除に関しては事業的規模であることなど、いくつか条件があります。
意外と一番大きなメリットになっているのが専従者給与を経費に算入できるという部分です。青色事業専従者給与は生計を一にしている親族などを従業員として雇っている場合に支払う給与のことを指します。
ただし、必要以上の経費になっている場合は認められないことがあるので気をつけておきましょう。
あとは、少額備品を全額損金算入できることもメリットのひとつと言えます。
白色申告の場合は10万円以上の備品は一度に必要経費として計上できないのです。
パソコンなど高額なものは数年かけて計上するのですが、青色申告の場合は年間300万円までが認められているので節税効果が高いと言えるのです。